智道写真館

晩秋の湖畔
2008/10/15
 この日は朝の冷え込みが強く、湖面全体が靄に覆われ、幻想的な雰囲気が漂っていた。
 朝日が昇ると、静寂の中に霧が舞い始める。時折、陽光を浴びた樹々が薄らと現れ、水面には水鳥が遊んでいた。

澄川渓谷秋景
2004/10/22
 この年、蔵王の紅葉は例年なく美しかった。不動滝より上流に「雲涌く谷」と呼ばれる峡谷があり、岩場からの眺めは壮観である。
 「ヤッホー」の木霊が帰ってくるのは、かなり間があるが、それ程谷が深いのである。
願わくは、山彦に乗って山々を駆け巡りたいものだ。

冬の華(霧氷)
2008/11/4
 蔵王連峰は、毎年10月下旬になると冬将軍が押し寄せ、嶺々は冬の装いを見せ始める。ダケカンバ(岳樺)やアオモリトドマツは氷の衣をまとい。例えようもなく美しい”氷の華”を咲かせる。
 しかし、この純白の華”霧氷”は、太陽の上昇とともに消えてしまう、はかない命なのだ。

雲海の島
2008/07/16
 今年は梅雨明け後に適度な降雨があり、蔵王の山は木々の葉緑が輝いて見える。
 雨後の晴れ間には、雲海が発生することが多い。この日は、蔵王に連なる大小の山々が赤紫色に染まる雲海の中で、大海原に浮かぶ島のように点在していた。感動的な光景は疲れを忘れさせてくれる。

遠山模様
2008/07/16
 蔵王連峰は、四季折々様々な景観を見せてくれる。今朝は空気中の湿気が多く、風は穏やかで殊の外しっとりとした情緒を醸し出してくれた。遠くの山々が幾重にも重なり合って、水墨画を見ているような気分にさせられた。